御礼について
昨年3月より12月23日まで、千葉県流山市・松戸市・東京都足立区で展開させて頂いた観光案内及び支援活動に於いては、
流山商工会第二支部・老人会ことぶき会・日野新選組同好会・綾瀬新撰組研究会・株式会社秋元・ましや・柳家・有限会社富塚・株式会社マキノ商店・寿美屋・新選組流山隊実行委員会
並びに
総武流山電鉄株式会社・足立区郷土博物館・足立区土木部公園管理課・足立区西部公園管理事務所・流山市博物館・流山市文化会館・流山市マーケティング課・松戸市観光協会・小樽市東京事務所・小樽観光協会・宮古市観光協会等各地行政・関係者各位
の深い御理解と御協力にて、総活動日数89日・受益者(御案内来訪観光客数)30123人・ボランティア派遣総数448名の実績を数えて完全無事故にて大勝利を納めさせて頂きました。
誠に僭越ながらこの場にて皆様に深く御礼申し上げますと共に、私達が体験した89日の活動から見い出した「流山スタイル」の歴史文化観光活性化活動を、今後も更に深化・拡大し、まちづくり活動を展開する地域の皆様に御提案・御支援申し上げられるまでの完成を目指し、勇猛精進名称普聞に至りますまで努力して参ります事をお誓い申し上げ、御礼の表意とさせて頂きます。
平成十七年四月
2004年度の活動報告
幕末機動警察隊・新選組(特定地域観光活性化支援事業=鉄道輸送警備隊)
前年度からの継続事業として大河ドラマ放送に合わせて実験的に取り組んだ「新選組」観光支援は、現場に要員を派出して観光案内や催事応援を行う「実動」部分と、弊連盟のホームページを基盤として新選組由縁地の紹介やアンケート等の実施により「歴史文化の観光資源化」の調査研究を行う「ホームページ」部分に区分し、「実動」部分は千葉県流山市流山の「大久保大和守本陣跡」(=近藤勇陣屋跡)での観光案内カウンターの仮設運営・観光案内と総武流山電鉄流山駅頭の史跡案内を展開する一方、流山の観光来訪促進と新選組由縁地広報を兼ねて、レールフェステ開催時に東京都足立区北鹿浜公園で資料配布と観光案内を行い、足立区綾瀬の有志等による「綾瀬新選組ウォーク」(10月開催)並びに松戸市市民活動サポートセンター主催の「矢切歴史探訪ウォーク」(8月開催)では警護・案内の要員支援を行った他、流山商工会の要請で「新選組来訪に関する講演会」(7月開催)等も展開した。
流山での展開では、地元商店街(流山商工会第二支部有志)と老人会「寿会」がやはり観光来訪客に対する接待(無料湯茶提供・臨時グッズ売店・「勇凧」制作実演販売等)を行っており、この地元組織と協働で「本陣の盛り上げ」を行うものとなり、7月の地元祭礼や花火大会・「ゆかたまつり」等で商店街に「溶け込む」形で相互支援体制が構築され、JR東日本主催のウォーキングイベント・新選組サミットイベント等の催事展開で大きな成果を得る事が出来た。
また5月9日より学生ボランティア2名が参加、登録で結果21名の松戸市在住の中学1年生女子学生が参画し、「新選組隊士」の衣装での御案内は来訪客はもとより地元でも好評で、11月の新選組サミットでは拙いものの「舞踊」を披露し、全国の新選組まちおこし組織からも注目されるに至った。
一方で、隣接するとは言え「他所者」として流山市内の一部新選組研究・同好組織や市役所商工課等からは協力拒否に止まらず、妨害的とも受け取られる行為も見られ、当初配布を予定していた流山市観光マップが入手出来ず、結果として自前でマップを作らなければならなくなり、経費的・精神的に継続について厳しい状況となった時期もあったが、「本陣」現有者をはじめとして流山・松戸の幾つかの商店主・事業者が協賛公告費や寄付金を寄せて頂き、自主制作マップは41000部を作る事が出来、保存用数部を残して市内商工事業者や総武流山電鉄流山駅・イトーヨーカドー流山店・松戸市市民活動サポートセンターで完配する事が出来た他、商店街ではほぼ毎回昼食をボランティア全員に無料で提供して頂く等強力な応援も日々増加した。何より、全く接点の無い松戸市の中学生と流山市の商店街・老人会が家族同然の溶け込み的深いコミュニケーションで結ばれ、夏以降各催事で無事故成功を納められ、年度末までに24名の社会人を含む「ボランティア人口と活動機会の創出」を実現した事が最大の事業成果である。
これらの実績から3月には流山市行政サイドの新選組観光推進活動組織「新選組流山隊実行委員会」より公告協賛金と感謝状が付与され、全国新選組サミット準備会(新選組まちおこし全国連絡組織)のオブザーバー団体に加えられる事になった。
尚、実施日数は83日間(流山派遣部分のみ)で、ボランティア活動人口は延べ448名<うちボランティア=特定準会員352名を含む>、御利用人数は30123名となり、レールフェステ・綾瀬派遣等を含めた総派遣日数は89日で、1月1日から12月31日までの本陣来訪客推測値は75000名、これにイベント等の来訪者を加えると約90000名が来訪したと見られる。(交通文化連盟鉄道輸送警備隊算定・流山市長公表値は約40000名)
これに連動して弊連盟で開催した催事は6月6日に参加者20名を数えた「下総新選組行軍」(ウォーキングイベント・松戸駅~流山本陣間)のみだったが、聖徳大学の歴史サークルや松戸市内はもとより葛飾区や豊島区からも参加があり、あいにくの天候ではあったものの無事故で終了している。
別途、衣装については当初は法被2枚でスタートしたが、後に袴・着物や模造刀・傘等小物まで寄贈が多く集まり、買い揃えたものと合わせて9人分程度まで常備出来る様になった。
衣装については流山市マーケティング課・商工会の協力で法被の無償貸与があり、この支援で演出的にはかなり大きな影響・反響があった。3月からは本染羽織の無償貸与も始まり、新年度の活動に期待を寄せて頂いている。
一方、ホームページ部分では、大阪から小樽に至る全国の新選組由縁地の紹介と、ネットアンケート(2種類)を実施、アンケートは「新選組観光」に質問内容を絞り込み、今後の観光・まちづくり施策の参考資料として関係者・関係自治体はもとより、弊連盟ホームページ上で公開するものとしている。但し、カウンター等設置は個別にはしていないので閲覧者の数値は抽出出来なかった。
平成十六年に於ける流山への新選組関係観光来訪者数推測値
平成17年3月23日
業務局地域部地域事業科
○平成十六年の流山市根郷地区(新選組近藤勇陣屋跡=大久保大和守剛本陣跡=株式会社秋元小売部敷地及び総武流山電鉄流山駅付近)来訪客数
- 1/1~12/31の推測値=75000人
- ○同年新選組関係催事観覧者数
- ☆新選組まつり=12000人(8月実施)
- ☆サミットパレード=3000人(平和台駅付近~流山小学校付近、11月実施実測値)
- ○計=90000人
- (付記)
- 新選組流山隊実行委員会支出4549533円(経費効率単価=50.55円/観光来訪客)
- /うちサミット・8月新選組まつり・リーフレット等区分経費=3637290円
- /うち交通文化連盟広告掲載費=20000円
- /うち閻魔堂仮設トイレ経費=247121円
平成十六年に於ける第二機動警備隊特科中隊活動実績
平成17年8月1日
鉄道輸送警備隊/業務局地域部地域事業科
☆旧第二機動警備隊所管「新選組観光案内ボランティア」
(2004年3月28日~12月19日、流山市・松戸市・足立区にて実施)
- ◎総派出日数89日(内勤及び研修会等公益活動外活動の日を除く)
- <うち流山本陣及び駅頭観光案内派出83日>
- ◎総受益(利用)者数30123人(平均362.9人=流山本陣・駅御案内分83日間のみ)
- <流山市文化会館催事・足立新選組ウォーク等除く>
- ○要員総数448人(平均5.4人=流山本陣・駅御案内分83日間のみ)
- <うち幹部96人、ボランティア352人>
- ※内勤・研修等日数67日/延べ要員数163人を除く。
- ※マップ作成数41000部/うち来訪客配布32000部
☆活動詳細報告☆
- 03月30~31日 改定新年度マップ編成作業。
- 03月27日 流山にて新年度観光案内ボランティア研修
- 03月25日 流山派遣準備の為に担当者会議開催
- 03月23日 新選組流山隊実行委員会解散慰労会に代表が出席、感謝状を受ける/商工会第二支部と連絡会議(流山市)
- 03月22日 平成17年度活動概要決定
- 03月13日 日野新選組サミット(第6回サミット準備会議)に松戸市NPO代表として出席。実績と新年度方針を発表。
- 03月11日 組織改編に伴い異動発令。新選組プログラムは第二機動警備隊から業務局地域部地域観光科へ移管。
- 03月05~6日 新年度体制移管作業及びスタッフミーティング。
- 02月27日 新年度活動についてのスタッフ協議会開催。
- 02月20日 17年度重点エリアを「小樽」「流山」「綾瀬」「会津若松」とする事に決定(執行幕僚会議)
- 02月16日 プロジェクトが第二機動警備隊特科中隊から業務局地域部地域観光科に移管される事が決定。
- 02月13日 日野新選組同好会様に各種活動協力について協議し、御指導を受ける
- 02月11日 流山駅頭にて署名活動
- 02月03日 日野新選組同好会様御指導による署名活動研修に幕僚1名とスタッフ1名を派遣
- 01月30日 臨時執行役員会(17年度活動計画基本案の了承)
- 01月22~23日 平成17年度活動基本方針に関する臨時会議(臨時総会と兼用)
(平成17年/2005年)
- 12月23日 流山地元老人会「ことぶき会」忘年会にて舞踊披露。2004年活動を終了。
- 08月~12月 隊務繁多。
- 08月15日 活動報「誠」創刊、流山・松戸市内で配布開始。
- 07月03日 第二機動警備隊特科隊第一小隊と改称し、白虎組が8名で編成され、二番組が新設される。
- 05月23日 第二機動警備隊特科隊第一特科小隊(通称・白虎一番組)が5名で編成される。
- 05月09日 新入隊員(研修生)第一期2名加盟
- 05月03日 定期総会にて基幹事業として正式に承認
- 04月29日 流山本陣跡に案内要員待機所を開設
- 04月15日 松戸市における連携準備に着手
- 04月13日 流山市及び付近商店街における協力・連携体制調整作業に着手
- 04月04日 流山駅頭観光案内ボランティアスタート
- 04月01日 下総新選組行軍(夏の陣)を6月6日に実施する事を決定し、広報活動準備作業に入る。
- 03月28日 流山駅頭にて観光案内実施、試験的運用を完了。
- 03月20・21日 足立区北鹿浜公園「レールフェステ」でオープニング。
- 03月11日 プログラム(全国新選組関係地観光推進企画・流山観光誘引企画)本格始動の認可を受け正式スタート。
- 03月07日 流山駅頭にて観光案内ボランティア活動を先行開始。2名派出、211名の利用。
(平成16年/2004年)